ドストエフスキーを読んだと嘘をついた。

だから意見、お貸しします。

人生初の試みでまた一歩大人になる。

 

浅野いにお先生のサイン会に参加することができた。

 

あの、ソラニンとかプンプンの作者の。

最近だと、マイナビ賃貸のCMで絵描いている、あの浅野いにお先生のサイン会に参加できた。

 

休みの日は基本的に家から出なくない派で、さらに作品だけ読めてればそれで満足できてしまう僕には、サイン会なんて人生初の試みで、会場に着く前から緊張してた。

 

どんな感じで描いてもらうのかもよく分かってないから、なにも準備していかなかったんだけど、思いのほか、直接話をできる時間があって驚いた。

 

握手会とは全然違うのね。

握手会も参加したことないけど。

 

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 CMはこれです。

 

のぼりだか看板にもなってるから、目にしたことある人はいるはず。

 

 

今日はそのレポと新刊についてのお話です。文中にキャラクター名などが出てきますが、知らなくても楽しめるように書いていきます。

もちろんネタバレは避けますとも。

 

 

新宿紀伊國屋さんの8階。イベントブースみたいなところで行われたんですけど、非売品のグッズとか、渋谷でポップアップショップが行われた時にも貼られてた絵が飾られてて、ブースだけ本屋とは思えない雰囲気に包まれてました。

 

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この写真の真ん中、アメコミ風に描かれてるおんたんと門出の絵が好き。

 

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このクロスが非売品のものらしい。

 

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抱き枕カバーも出てました。

デデデのキャラだと、キホちゃんなら心掴まれてた。もしくはおさげのおんたん。

しかし、部屋に置くには思いきった決断が必要なデザイン。

 

キホちゃん

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どの作品もそうだけど、浅野いにおは女の子の絵が上手すぎる。

『砕け散るところを見せてあげる』の表紙や、『たけくらべ』の帯、でんぱ組のジャケットもそうだし、キャラの特色がよく現れてて、見ていると、頭の中でそのデフォルメが動いていくような感じがします。

『世界の終わりと夜明け前』に入ってる「夜明け前」の女の子とか、1カットしか顔が写ってないのに、生活や声まで想像できてしまう。

背景はもちろんのこと本当に女の子の絵が上手い。

 

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そんな中、今回僕は

 

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イソべやんというキャラクターを書いてもらいました。

女の子のキャラクターを選ぶには、選択肢が多すぎて1人に絞れず、おそらく作品が完結してもずっと好きであろうキャラクターを描いてもらうことに。

 

サイン会はハーレム思想殺しなんですね。

 

ただ、イソべやんかわいい。

作中のキャラクターが読んでいるマンガのキャラクターで、ストーリーには直接登場しないという不思議な立場でありながら、人気があるのか、寄せ書きみたいなところにはイソべやん応援コメントを連ねている方が結構いました。

 

単行本には1話、本編とは別に話が入るんですけど、ドラえもんのオマージュというか、細かい踏襲が多くてかなり凝ってるんですよね。

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読者の応援コメントが入ったり、

 

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「結婚するなら 顔か 金か」とか 言う人 いるけど、両方 持っている 人が いるんだから 無意味な 質問 だよね。

 

という辛辣コメントが入っていたり。

芸が細かくて、単行本を買う価値がこれだけでもある気がします。

 

 

描いてもらってる間が、先生と直接会話できる時間だったんだけど、緊張してなにも言えず。

作中に出てくる「侵略者」が話す言葉のフォントがどうやって出来たのか聞いてました。数ある質問のなかで、なぜこれが出てきたのか未だに分からない。

 

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描いてもらった後、握手までしてもらって帰路って感じだったんですけど、サインにプンプンが入ってて嬉しくなりました。

 

情熱大陸とか、インタビューとか、JTのCMとかで、顔や声を見聞きすることはあっても、いざ目の前にすると、本当にこの人も人間だったんだって感じました。

あたりまえなんだけどね。

 

ライブと一緒で、直接見ると改めて実感するというか。

 作者のことを知るとより作品が楽しめるというがまさにそれで、会話までしていただけて、より作品が楽しめるようになりました。

 

で、今回のサイン会は『デッドデッドデーモンズ デデデデデストラクション⑥』の発売記念で開催されたんですね。

 

会場の雰囲気にのまれ、サイン会のレポでありながらサイン会場の看板が入った写真を一枚も撮っていない記事ではあまりにも寂しいので、感想を少し書いて終わりにしたいと思います。

 

気になってる方はこれを機に手を出してみてはいかがでしょうか。

 

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⑥の表紙はふたばちゃん。

最初に登場した時は結構痛い子なイメージだったけど、今回は大人になってました。色々ね。

 

ディストピア作品としてみると、まさにこの現代を反映していて、あぁこの意見言う人いるよね。とかこういう切り返しをすればいいんだ、とか社会の荒波を生き抜くのに、知恵を仕込まれたような気がします。

あとネットのコメントだったり、広告だったりありそうでないのを作るのが上手い。シェイクスピアの劇作品と同じで、フィクションでありながらも、僕らの生きる現代の話のようにちゃんと感じられる。

 

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小比類巻が痛いんだけど、でも1つの見地としては正しいこと言ってて、言い返せない自分も悔しい。

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不幸の当事者ぶれるのってどんな事件に対しても強いですよね。

それだけで、意見が正当化されてしまうような。

 

トーリー自体もかなり進んで、今(2017年6月3日現在)ネットで読める47話、48話で特に急展開を見せていました。

http://yawaspi.com/deaddeaddemon/index.html

 

日常でおしゃべりするだけの作品じゃなくなってしまうのか、次巻が楽しみです。

 

北朝鮮情勢や、共謀罪など、時事ネタを踏まえてると思われる台詞回しや事実が多くて、SF作品としても読めました。

 

「素晴らしき世界」、「ひかりのまち」の時から変わらない、心や本質をえぐってくる台詞も健在で、プンプンに対して指原莉乃が言っていた「読み終わると1回落ち込むけどそこから立ち直れる」という感覚は本作でも味わえます。

 

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次巻は来年の発売予定。

それまでに人類が滅亡しないことを祈るばかりです。

 

 

では、また。