ドストエフスキーを読んだと嘘をついた。

だから意見、お貸しします。

家庭の味に気をつけろ。

 

家庭の味っていい響きですよね。

夕暮れ時と、カレーの匂いなんかを思い出して温かい気持ちになります。

 

自分で料理をするようになってからはさらにありがたみも感じるようになり、お高く止まったレストランよりも、好みの味であることは間違いない。

 

運動会の時の卵焼き、遠足の時の唐揚げ、だいぶ前に食べたいとこぼしていたメニューが入っていた時。

記憶に残るごはんには、匂いも味も、美味しいと感じた時の風景までセットになる。

いつまでたっても唐揚げとハンバーグが好きなのにはきっとそういった背景がある。

 

けれど、どんなに美味しくて、ありがたいものだったとしても、守りに入ってるうちは発展がない。

淘汰・進化を経験するためにも家庭で留めておくのは危険だ。

  

クックパッド一強時代が終わった今こそ、レシピを公開しあい、家庭秘伝を共有し合うべきだと思います。

 

でないと。でなければ。

 

 

味噌汁の具材で1番好きなのはなんでしょうか。

豆腐とわかめ。

玉ねぎと溶き卵。

人参と大根。

あさり。なめこ

人によって色々あると思う。ちなみに僕はミョウガと油揚げ。

 

好みが分かれるほど多くのバリエーションがあるということなんだけど、それだけ風変わり味噌汁も出来上がってくる。

パプリカだけがエントリーしている味噌汁を飲んだことはありますでしょうか。

 

きっとないと思う。

僕も初めて見た時は衝撃的だった。弁当の卵焼きや唐揚げとは別ベクトルで記憶に残っている。

不味くはないけど、変わったものという認識があったため、素直な味の評価に直結できず、いまいちはっきりとした味を覚えてない。叶うならばもう一度飲んでみたい。

 

こうしてあの具材は変だったと分かるのは、今になってアリナシの話題があるからだ。酢豚のパイナップルアリナシ論争とかね。すき焼きの肉を柔らかくするためのキウイはアリかナシかとかね。

 

しかし子どもの頃はそんなことない。うんこの話題以外必要ない。

家庭料理が普通の基準で、他の家も全部同じもんだと思ってる。室伏広治が幼少期に、他の子どもも、みんなハンマーを投げてると思ってたのと一緒だ。

 

パプリカミソスープは僕にとっては普通だったのだ。変だとは思っていたけれども。

 

おにぎりの具材も味噌汁と同じポジションで語ることができる。

ツナ。梅。昆布。鮭。ワカメ。梅しそ。明太。唐揚げ。ミートボール。ウィンナー。

 

どれが好きですか。僕はツナ一強です。

 

ミートボールは最近市民権を獲得してきたらしいが、唐揚げ、ウィンナー(ケチャップと共に)は驚かれる。

僕も驚いた。

 

ごはんの中にケチャップ(ほんのちょっぴりウィンナー)が入っているというあの衝撃を是非味わって欲しい。

 

用意されてることがありがたいことではあるんだけれど、楽しみにしていたお昼ごはん。一回冷静になったことは言うまでもない。

 

 

日の目を見ないというと少し語弊があるが、他のひとの目に触れないのが家庭料理だ。

ある意味一子相伝、口頭でのみ継承されていく家庭の味には「おふくろの味」という趣きのある思い出だけでなく、驚きと発見がある。

 

しかし外にでないということはそれだけ家庭内でしか食べられない驚き料理があるということだ。

え、これ一般的なものじゃないのという発見のためにも、家庭料理の多くが公開されることを願わずにはいられない。

そしてできれば、どれとは言わないが、おにぎりの具材には進化と淘汰が起きて欲しい。

 

 

忙しいなか作ってくれたという感謝はもちろんだけれど、今でも料理の話題に関して鉄板エピソードがあるという状況には感謝しかない。

おにぎりにウィンナーは今だにルーツすら分からないけれども、手料理を振る舞う人たちに提供することなく気づけてよかった。

 

 

 

家庭の味に気をつけろ。

 

 

では、また。

 

 

P.S.

パプリカの味噌汁。クックパッドには35件レシピが掲載されてました。

なくはないんですね。

よかったらどうぞ。