ドストエフスキーを読んだと嘘をついた。

だから意見、お貸しします。

ヒーローはマントに気をつけろ。

 

フランス南部でスペインの闘牛士が死亡。

牛に突かれて闘牛士が死亡。

 

文字から伝わる牛の圧がすごい。

 

カフェイン中毒が騒がれてる昨今。レッドブルなんておちおち飲んでられないですよ。カフェインに突き殺される。

 

 f:id:nekoshisei:20170620233509j:image

CNN.co.jp : スペインの闘牛士、牛に突進され死亡 仏南西部

 

闘牛士でも牛に殺られることがあるのに、ブルリーピングなんて離れ業をやってのけたみやぞんって改めてすごいんだなと思う。

 

CNNの記事によると牛に突かれた当初は肺が潰れたまま闘牛士は生きていたらしい。信じられない。

苦しすぎていっそのこと殺してくれと思ったのだろうか。恋愛にも通ずる中途半端は1番タチが悪いという定説を見事に表している。

 

というか突きで肺を潰せる牛の角ってすごいんですね。射殺せ、「神槍」の世界ですよ。KBTITもびっくり。

 

断りなくミルク飲んでんじゃねぇよ。と牛の怒りをかったら人類も大きな損害を被るに違いない。現代を生きるディアブロス。黒い瞳の奥は怒りで煮えたぎっているのかもしれない。

 

で、話を戻すと、牛に突かれるきっかけとなったのがこの闘牛士マントにつまずいてこけたらしい。

 

自爆。

 

マントといえばアンパンマンやスーパーマン。その他正義のヒーローの代名詞だ。ごっこ遊びをするときはカーテンや薄手の布団をまとった人も多いだろう。

 

けれど今回の事故はマントが原因となっている。絶対に負けないヒーローがまさに足元をすくわれてしまったわけで、ヒーローの象徴とはこれいかに。

 

マントが失敗の原因になるといえば、みんな大好きピクサーのMr.インクレディブルだ。

f:id:nekoshisei:20170619223247j:image

 【ディズニーアニメ】 MR.インクレディブル 登場人物一覧 - NAVER まとめ

 

作中でも描かれるが、このヒーローはマントがない。

 数々のヒーローがマントのせいで失敗を繰り返したことが原因で、メインストーリーにもこのマントが大きく関係している。また作中のラスボス?もマントで。という見事な伏線回収がある。

 

詳しくはwikiなりDVDを見て欲しい。

公開からかなりの年月が経過しているから別にもうネタバレとかないんだろうけど、一応ね。

 

インクレディブルからも分かるように、マントは余計な飾りでしかないという考え方がある。そりゃ戦う当事者からしたら背中でヒラヒラしてる薄手のカーテンみたいなのはさぞかし邪魔だろう。

 

『僕のヒーローアカデミア』のオールマイトもよく見るとマント描かれてないように見えるシーンがある。プルスウルトラの実現にはきっとマントは飾りでしかないんだろうな。

 

もしかしたらヒーローにとって、象徴であるマントを求める一般市民の価値観こそ成敗したい相手なのかなと思ったり思わなかったり。

 

『ワンパンマン』のサイタマがマントをバッチリまとっているから、偉人に象徴を求めてしまう厚かましさはいい迷惑だよとは言い切れない。

偉人さえも超越したら市民に寄り添う余裕もさらに生まれる可能性は十分にある。

 

いくら当人の失敗から始まった事故とはいえ、伝統や不文律があったためにこの闘牛士は足元をすくわれたと、言えなくはない。

こうあるべきだ。というものの見方や意識はもしかしたらカッコよく見えるヒーロー達を実は苦しめているのかもしれない。

 

ヒーローはマント、男性はズボン・女性はスカート、サンダルは素足で、性行為は正式なカップルが所定の順番を守ってから。

この世に溢れているなにかを象徴する姿や形を、レッテルが阻害しているのだとしたら、こんな酷い話はない。

 

守ってくれる。という意識に甘えず、僕らは自発的に、どうあるのが最適かを見据えられるようになるべきだ。

ヒーローを象徴するマントがなくたってヒーローはヒーローだし、告白の前に情事にふけてしまっても、その後に付き合っているのならそれは誠実なカップルだ。

 

ものの見方を自ら暗黙のうちに定めてしまうのは避けたい。

さもないと手始めに、レッドブルによって心臓を一突されてしまう。それは流石にたまったもんじゃない。

 

牛にワンパンで勝てるようになるまでは、象徴に対する固定観念を捨てていくことにしよう。

 

では、また。