ドストエフスキーを読んだと嘘をついた。

だから意見、お貸しします。

ばっくれろ、ばっくれろ。

 

 拝啓

 梅雨空が恨めしいこの頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。皆さまのリュックの紐は無事でしょうか。

 

 

今日は、梅雨が来てたんだな。と思い出すには十分すぎる横殴りの雨でした。

何度、風吹くなと苛立ちながら傘にしがみついたか分かりません。

 

みなさんは飛ばされませんでしたか?

傘は無事でしたか?

こけませんでした?

 

目の前を歩く女性の折りたたみ傘が綺麗にひっくり返って大破した時、ドリフの音楽が流れるくらいに、僕は大丈夫でした。

 

前日から大雨になることはわかっていたから、朝起きて絶望することはなかったけれど、それでも雨は人のテンションを根こそぎ奪っていくもので、家を出る前に体から根が生えればいいのにとずっと祈っていた。

こんだけ降ってるんだから大樹目指してみるみる成長できたはずなのに。千載一遇のチャンスを逃してしまった。

 

 

休めない会社員と大好きなOLとサウナのような熱気が飽和した電車内は、乗車率100%を越えて遅延が発生していた。

全く影響を受けることなく、遅刻せずに目的地にたどり着けそうなのに、地元の駅で遅延証をもらえた時の安心感と悪いことしてる感はたまらない。

深夜にポテチとコーラを食べてるみたいな。罪悪感は組み合わせの安心感に負け、カロリーとなって復讐者に変わる。最初から負けないでくれ。頼む。

 

 

雨音が好き。とプロフィールに記載したり、深夜のタイムラインを雨から受けたインスピレーションで埋め尽くす女性達は、こんな日であればウキウキしてるんだろうなと思ったけれど、見た限りでは電車内の女性達はみな偏頭痛や化粧の問題、ヒールの歩きづらさに苦心していた。みんな親の仇かってくらいに雨が嫌いそうだった。

 

 どこにいるんだ、素敵なメンヘラ女子。好きすぎてサンプリングにでも出かけたのかもしれない。

都市伝説といってもいいくらいに彼女らには出会う機会を逃している。座敷わらしのほうがもう少し遭遇できそうだ。

そろそろ、僕と一緒に気持ちを落ち着かせてくれる雨音を聞いてくれませんか。

 

 

経済も梅雨を思い出したようで、梅雨時こそ持ち物で元気にとか、傘は可愛く。とか、見た目で元気を出させる商売を再開していた。

 

別に買うわけではないけれど、確かに見た目に引っ張られて元気になれたらそれは最高だなと思い、濡れてもいいように一昨日着たTシャツと昨日履いたズボン、クロックスに傘という、人間の尊厳ギリギリのラインを攻めて東京に繰り出した。

ビショビショになっても気にしなくていいという気持ちは、足取りを少し軽くしてくれた。

 

濡れてもすぐに洗濯する予定のものだったから何も気にならないし、足が濡れてもすぐ乾く。気になるのは一昨日着たTシャツの臭いだけだったけれど、ホームレス中学生よろしく、濡れたら臭気はさほど元気にならないだろう。とタカをくくった。

実際、隣にJKが長いこと座ってくれていたから大丈夫だったと思う。

電車内や、どこかのベンチでJK、ひいては女性が隣に座ってくれた時の安心感は異常だ。他に席があるのにわざわざ自分の隣を選んでくれていると、車両内で1番いい人間として認められたような気さえする。

 

とにかく、最強の装備を手に入れられて、気分が良かった。

靴が濡れないように歩く道を選ぶヒールのお姉さんや、スニーカーの学生達を横目に、濡れを恐れずに一歩を踏み出せていた。

 

ただ、やっぱり人生は+と−の間で揺れ動いてるらしく、僕ではなく周辺に大規模な損害が出た。

 

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お分かりいただけるだろうか。

 

リュックの背負う紐が今にも事切れそうになっている。

こんな被害を受けるなら、「見た目から元気に」なんて根拠のない通説に乗っからなければ良かった。

ファスナーの掴む部分はなくなるし、リュックの紐は両方ともこの状態。

 

このリュックはアルカラのグッズなんだけど、まさに『ヤバイヤバイヤバイ』って感じ。

復元できない後の祭り。リセットして、出来るのなら、ハナからなかったことにしたい。

 

 

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ネコフェスグッズ | ネコフェス 2013

 

雨に寄せにいったが故の天罰か。

 

 

 梅雨の合間の青空に心浮き立つこの頃ですが、天候不順の時節柄、風邪など引かれませんようお気をつけください。

敬具

 

 

では、また。